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オーナーのひとりごと|ブックスアンドカフェ ワンダーランド



オーナーのひとりごと...思いつくまま

**** 「ありがたいこと」 blogより加筆・訂正 ****

先日、店でうれしいことがありました。

朝一番のお客様は、白い巡礼姿の男性。

西国三十三箇所めぐりで
これから善峯寺を経て、亀岡の穴太寺まで徒歩で向かうとのこと。
コーヒーを召し上がりながらいろんなお話をして、
「お気をつけて…」と見送ると
店に向かい合掌して、何事かお祈りしていってくれました。
ありがたいことです。
幸い、昨日の雨は上がりましたが、どうかご無事で…

そして、その日最後のお客様は絵本を買ってくださった男性。
横浜から所用できたが、ネットで調べて
「京都に行ったら 絶対Wonderlandに行こう!!」って決めていたそう。
去年も来てくださったらしいが、「ここはやっぱりいいなぁ…」と。

ありがたいお言葉。

遠くからわざわざ、ありがとうございました。


こんな小さい店でも、まもなく満13年を迎えよう…となるといろんな出会いがある。

日課のように来てくださったご老人は
お二人、他界されました。

出勤前にモーニングセットを召し上がる常連さんたちも
定年や転勤でお顔をみなくなる。

バイトのスタッフも、結婚したり、就職したり…
ここでの経験が生きてると聞かされ、うれしく思ったことも…。


みんなにとって、ここはひとつの通過点。

でもワタシはここでみなさんを待っている。

小さな出会いと別れの積み重ね。

そうして、来年もまた…。

今年一年、ありがとうございました。
29日から1/6までお休みをいただきます。

来年もよろしくお願いします。
みなさんにとってより良い年になりますよう…

あ、もひとつ自慢話のおまけ(笑)
立て続けに「ここのコーヒーおいしいなぁ!」とのお言葉。
UCCのコーヒーですから、どこも同じじゃないかな?と
思ったのですが、それが『Wonderland』のエッセンスってことでしょうか?
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!


**** 「編集長」に聞く その2 ****

みんなのうんち 先日、福音館書店主催のセミナーに行ってきました。

第1部は作家さとうわきこさんの講演。(一つ前のコラム参照)
第2部が月刊誌編集部長 森達夫氏の「子どもの目 かがくの芽」。

長年「かがくのとも」の編集に携わってきた方。
たくさんの本を紹介してくれました。
例えば…
生態観察で『たんぽぽ』『しっぽのはたらき』
社会科学で『ペレのあたらしいようふく』『しずくのぼうけん』
『はなをくんくん』『わたしとあそんで』『にじ』『ふゆめがっしょうだん』
などなど…
編集者ならではの裏話を語ってくれました。

なかでも傑作だったのは…
『みんなうんち』今や不動の人気を誇る五味太郎の作。
デザイナーだった彼の、最初の絵本です。
ハードカバーは1977年の出版だけれど、原稿が持ち込まれたのは2〜3年以上前。
その当時は、「絵本は正しく、美しいもの」というような読者の意識だったので、クレームを恐れた編集部は「〜うんちはねぇ〜」とこの原稿、デスクの上にほったらかしていたらしい(笑)

月刊誌は4月号からの新年度に合わせて、作者や出版物をあらかじめ決めてあるわけだが、ある時原稿が締め切りに間に合わず、ふとみるとそこに「うんち」が!

編集部は悩みます、う〜ん出すべきか出さざるべきか…うんちじゃなく「うんち」です。
しかし定期の月刊誌に穴をあける訳にも行かず…。

で恐る恐る出したところ、これが子どもたちに大受け!

これは単なる下ネタじゃなく科学として「いきものは たべるから みんな うんちをするんだね」という生き物の定義・大切なことを端的に表現した本だったのです。

アメリカで刊行されるとベスト5入り!
すでに30年、ロングセラーですね。
当時の赤ちゃんがりっぱな成人になってるんですからスゴイです。

さらにサンタクロースに疑問を持ち始めた子どもたちに贈る『サンタクロースってほんとにいるの?』(てるおかいつこ文・杉浦範茂絵)。
『サンタクロースの部屋』(松岡享子・こぐま社)。
「サンタを信じる心」の本質に迫ります。

かがく絵本を愛するおじさまのあっという間の1時間半。
まだまだ聞きたいと思わせる名残惜しい貴重なひとときでした。

そうそう、もひとつオマケ!
福音館編集部にはでっかい金庫があるそうだ。
ものすごく儲かってるらしい!…じゃなくて原画を大切に保管しているのですって(笑)


**** ばばばあちゃん ****

そりあそび 「なつかし〜!」という声が聞こえそう…

『ばばばあちゃん』や『せんたくかあちゃん』などでお馴染みのさとうわきこさんの講演を聴いてきました。

『よもぎだんご』とか『サンドイッチつくろう』、『おもちつき』、『あめふり』、『おつかい』などお話を楽しみながら科学的なことにも自然と興味をもてるような絵本がたくさん。

子どもの頃、都会から武蔵野へ引っ越したさとうさんは
その自然の中からたくさんのものを吸収し、物語絵本でありながら自然科学も描ける作家になったそう。
なるほどね!

今でも次々と作品を生み出しつつ、主催する長野の「小さな絵本美術館」で子どもたちを集めていろんな体験をする…ということもなさっているそうです。

お元気なさとうさん、ご本人がばばばあちゃんみたいでした!(笑)






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